ネコは名前を覚えると、返事を返すようになる
●ネコも名前が大切
声をかけの習慣をつけて、名前を呼ぶとお返事をするようになるまで何度も呼びかけをしてみてください。躾をするときにも、名前を呼んでから行うようにすると、猫自身にも自覚が芽生えます。
はじめは自分の名前だという自覚がなくても、必ず名前を呼んでからご飯をあげたり、なでたりしているうちに、自然とそれが自分の名前だと理解して反応するようになります。
猫が見えなくなって探す時も名前を呼んでいると、どこからか帰って来るようになります。
●成ネコは根気よく覚えさせよう
成猫から飼い始める場合は、すでに名前が決まっている場合があるので、その名前で呼んであげるか、あるいは新しい名前をつけて、その名前を根気よく覚えさせるという方法もあります。
子猫のときよりは覚えるまでに時間が掛かりますが、常にその名前で呼んでいると、自然と覚えてくれ、名前は変える事が出来ます。
自立心の強い猫は、周りの状況を判断して、名前も覚え、飼い主が変わっても、新しい飼い主になつき、飼い主の言葉を理解してきます。
ネコでも人間の言葉や気持ちがわかるようになる
●ネコは状況を判断して覚える
犬の言葉の理解度は人間の3歳程度あると言われています。猫は犬と違って人の言葉にすぐ反応しないことが多いので、猫の方が理解度が低いのではと思われがちですが、決してそうとばかりは言えないようです。
猫の態度が直接的ではないのでそのようにおもわれてしまうのでしょう。飼い主が毎日話しかけて猫のとのコミュニケーションを取っていると、猫もとても沢山の言葉を理解している事に気づく事でしょう。
「ご飯ですよ」と言えば、食事の場所にやって来て、「おすわり」と言えばちょこんとおすわりもします。猫によっては「寝んね」と言うと、目をつぶる猫もいたりと、人間の言葉を理解しているとしか考えられない猫もいます。
猫は人の雰囲気を微妙に察知して、飼い主の感情をある程度読み取るようになります。怒っているときや、悲しいとき、楽しいときなどの変化もしっかり解ってくれるようです。