トイレのしつけははじめのうちが肝心
トイレのしつけは、何と言っても始めが肝心です。一度しっかり覚えてしまえば猫は決められた場所で必ず用足しをするようになり、トイレを覚えさせる事は他のしつけより簡単です。
トイレのしつけがきちんとできていない猫は、自分の好きな場所を勝手にトイレとして決めてしまいます。猫のおしっこはとても臭いが強いので、ご近所の庭先をトイレにしてしまったなどということにならないように、猫が家にやってくる前にトイレの位置は決めておきましょう。
あまり人の目につかない所で、掃除のしやすい場所をトイレの位置にしておくと、安心してその場所で排泄を行うようになります。
また、一度トイレの位置を決めたら、よほどの事が無い限り移動させないようにしましょう。
せっかくしつけが行き届いていたのに、場所が変わってしまったことで、迷ってしまい、あちこちで粗相するようにならないためにも気をつけましょう。
●ネコのトイレの合図に気をつけよう
猫が歩き回っている途中で、ブルブルっと震えるような動作をしたり、ウロウロして前足で床を引掻いたりを始めたら、トイレの合図です。
すぐにトイレの場所に連れて行き臭いをかがせたりします。まだトイレの躾がきちんとできていないうちは、何度もトイレへ連れて行きます。その内に1度でも排泄をしたらもう大丈夫。次からはその場所で排泄するようになります。
ネコの嗅覚を利用すると、スムーズにしつけられます
●トイレの中に匂いをつける
トイレに早く慣れさせたいときは、以前使っていた砂を貰い受けてきておいて少量まぜたり、ほかで粗相したときに拭いた紙などを置いてやると、猫は自分の匂いを嗅ぎ分けてトイレの場所に慣れるようになります。
猫の嗅覚はとても発達しているので、自分の匂いをかぎわけ、トイレの場所を確認します。もし、トイレ以外の場所で粗相したら、きちんと匂いをとっておくことです。そうしておかないと、何度でも同じところでするようになってしまいます。
粗相したらすぐにお湯で丁寧に拭き、消臭剤などで臭いを消すようにします。どうしてもその場所がお気に入りな様子なら、本や家具などを置いて阻止するのもいい方法です。
猫の嗅覚を利用したトイレのしつけ方法です。