口の病気
●歯槽膿漏
口の病気としては、猫の歯槽膿漏が増えてきました。
猫の歯のエナメル質は人のものより厚くて丈夫なので、虫歯にはなりにくいようですが、歯と歯茎の間に食べ物のカスが溜まり、そこに歯石がついて、歯槽膿漏にかかってしまいます。
歯槽膿漏になると、口臭がきつくなるので、猫の歯をチェックすると、歯茎がはれていたり、変色していたり、歯垢が着いている事が確認できます。
歯槽膿漏が悪化すると、歯が抜けてしまう事もあるので、獣医さんで歯垢を取除いてもらいましょう。また、糖尿病によっても歯周病が起こる事もあります。その場合は基礎疾患の治療を行う必要があります
歯槽膿漏を予防するためには、まず固いものを食べさせることです。煮干や少し固い肉などを与えると、歯茎が鍛えられ、歯磨きのかわりにもなります。
●口内炎
猫は、バランスの悪い食事、とくにビタミン不足が原因で、口内炎をおこすことがあります。
猫が口内炎にかかると、口臭がひどくなり、口の周りを引っ掻くような仕草があったり、血の混じったよだれで口の周りが汚れている事があります。
口の周りを触ると痛がり、ご飯も痛がって食べたいのに食べられなくなり、水もあまり飲まなくなります。どうしても食べ物を口に入れないときは、獣医さんに診てもらいましょう。
光触媒テクノロジーの抗菌、除菌、消臭が期待できるミストのサニタリオというものもありますので、日頃から定期的に使ってみることもおすすめです。
目の病気
●結膜炎
猫が前足で目をこすろうとしたり、白目が充血していたり、瞬きが多く、涙が出て、目やにがつくようになります。こんな時は、結膜炎をうたがってみましょう。
アレルギーやゴミ、ホコリが原因となったり、シャンプーが目に入って起こることもあり、なかなか予防しにくい病気です。
かかってしまったら、点眼薬や眼軟膏を塗り、眼の周辺の毛をカットします。ホウ酸で眼の周辺を洗浄してつねに清潔にしてあげましょう。猫がどうしても自分で眼を擦ってしまう場合は、カラーをつけて自分で擦れないようにします。
細菌やウイルス性のものであれば、まずは獣医さんで適切な薬を処方してもらいましょう。